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★『アジアの安全保障2011-2012』その他の書き物

平和安全保障研究所の年報『アジアの安全保障』最新版がリリースされました。
今年もロシアの軍事の項を担当させていただいています。
軍事予算、軍改革、軍事ドクトリン、人事など、ロシアの最新軍事情勢をまとめました。
その他、アメリカ、中国、韓国、インド、東南アジアと、アジアの安全保障を理解する上で必須の知識がコンパクトにまとまっています。



そのほかの書き物。

★『丸』9月号
日米の共同MD計画を中心に、グローバルMDについて解説


★『PANZER』8月号
ロシアの主力戦車T-90シリーズについて、幻のオブイェークト187から最新のT-90AMまでを解説

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★JBpress 減少が止まらないロシアの戦略核戦力

Webビジネス誌JBpressでロシアの戦略核戦力についての記事を書かせていただきました。
旧式核兵器が退役し続けているにも関わらず、新型核戦力の調達が思うに任せない・・・というお話はこのブログや「軍事研究」誌上で幾度か書いてきましたが、今回はミサイル生産をメーカー側と国防省の対立についても紹介しています。
閲覧無料。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/15686

テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

★航空宇宙防衛軍の設立に向けた作業続く

7月23日、航空宇宙防衛作戦戦略コマンド(OSK-VKO)のイワノフ司令官は、防空およびミサイル防衛の統合計画について『赤い星』に語った
OSK-VKOというのはロシア空軍内部の組織で、モスクワおよびロシア西部の主要な産業地帯や重要施設約140個所の防衛を担当する組織。
防空戦闘機のほか、MD能力を有する最新鋭のS-400防空システムもモスクワ周辺に配備している。

したがって、その意味ではOSK-VKOはすでに防空とミサイル防衛を統合した組織と言えなくもないのだが、S-400で迎撃できるのはIRBM(中距離弾道弾)までであり、ICBMからの攻撃を発見・撃墜する任務は空軍と別組織である宇宙軍(KV)が担っている。
これに対してメドヴェージェフ大統領は昨年11月、これを統合して単一の航空宇宙防衛組織へと改編することを提唱し、今年12月までに改編が完了することになっていた。
国営新聞『ラシースカヤ・ガゼッタ』のほうの記事を見ると、12月を前に組織の設立はすでに完了したという。

ところが、その実態が今ひとつよく分からない。
『赤い星』のほうのイワノフ司令官のコメントをよく読んでみると、

- Создаваемая система Воздушно-космической обороны сейчас интегрируется и развивается. В настоящее время идёт процесс объединения Космических войск и Оперативно-стратегического командования.
設立される航空宇宙坊システムについては、今、統合と発展が進んでいます。現時点では宇宙軍とOSK VKOの合併プロセスが進んでいるところです。



ということなので、宇宙軍とOSK VKOが核になるらしいことははっきりしている。
ただ、宇宙軍そのものが空軍に吸収されるという話はきこえてこないので、宇宙軍の中でもミサイル防衛関係の部隊だけをOSK-VKO側に移管するのか、それとも合同司令部のようなものをつくって、あくまで別組織のまま統合運用するのか―――などについては、もう少し情報を待つ必要があるだろう。
空軍と宇宙軍の間でもきちんと話がついていないということも十分にありうる。


それからイワノフ司令官の発言によると、現在、モスクワ西部のエレクトロスターリ市に駐屯している1個S-400連隊に加え、7月31日までドミトロフ市で2個目の連隊が、今年中にはズヴェニゴーラット市で3個目の連隊が発足予定であるという。

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★露空軍、Su-30SM戦闘爆撃機を40機調達へ?

引っ越しが済んだばかりですが、ロシア空軍がSu-30戦闘爆撃機を大量調達するかもしれないというニュースが出てきたので簡単にまとめ。

イルクート社のフョードロフ社長が「イズヴェスチヤ」紙に語ったところによると、同社はロシア空軍および海軍航空隊に40機のSu-30戦闘爆撃機を納入する契約を来年にも結ぶ見込みである。
このSu-30は、インド向けSu-30MKIをベースとしつつ、フランスやイスラエル製のプログラムや電子機器をすべて国産品に換装したタイプで、新たにSu-30SMの名称を与えられている由。
40機の内訳は、28機が空軍で、オプションとして海軍航空隊にも12機が考慮されている。
海軍航空隊向けの12機は「ヤッホント」超音速対艦ミサイルを搭載可能とのことで、黒海艦隊に配備されるとの観測が有力のようだ。配備ペースは3年間で12機とされている。
ただ、記事中でも触れられているように、まだこのプランは正式に固まったものではなく、今後の動向を注視していく必要があろう。

よく分からないのは、2011年初頭に納入された4機のSu-30M2との関係だ。
以前からこの機体は任務の性格がはっきりしなかったが、新たにSu-30SMというタイプを調達するとさらに訳が分からなくなる。

Su-30M2⇒Su-27Sの練習機型
Su-30SM⇒戦闘爆撃機型

という理解でいいのだろうか。



もうひとつ、フョードロフは、イルクート社でのSu-30の生産を縮小していく意向を示している。
今後10年間で徐々に生産を縮小していき、最終的にはYak-130練習機の生産に特化するという。
Be-200飛行艇の生産拠点もタガンログ航空機工場(TAPO)に一本化される。
Su-30の生産を今後、どこで行うかについてはフョードロフは言及していないが、おそらくは極東のコムソモリスク=ナ=アムーレ航空機工場(KnAAPO)に移管されることになろう。

ロシアでは航空産業の体力強化を目指し、既存の航空機メーカーを統合したOAK(統一航空機製造会社)が2004年に設立された。
だが、筆者が以前、『軍事研究』誌でも書いたように、その実態は依然として各社の縦割りになっている部分が多く、きちんと統一されているとは言いがたい部分があった。
特に傘下の各社が別個に軍用機や民間機を開発しているため、リソースの無駄遣いに陥りやすい部分が多かった。
そこでOAKは社内を「軍用機」「民間機」「特殊用途機」の3グループに分けて各社の事業を整理していく方針を打ち出しており、フョードロフの言及したSu-30生産から撤退もその一環であると思われる。

★『軍事研究』2010年8月号
ロシアの軍需産業の現状について、ロシア側識者へのインタビュー結果等も交えてリポートしています

★引っ越しました

これまでエキサイトブログのほうでやっていた「くろいあめ、あかいほし」(http://brrs.exblog.jp/)を、この度、FC2ブログに引っ越しました。
もともと機能面でやや不満だった上に、アクセス解析機能までなくなってしまったので。
これからも以前と変わらず、ロシアの軍事・安全保障情報などを発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

可能なら、エキサイトの記事もこちらに順次移していきたいと思います。


★最近の書き物

最近、物を書く機会が増えたので逐一宣伝するのは止めていたのですが、近頃の書き物で主だったところなど。

★『軍事研究』8月号
今月はロシアの武器輸出について。3年前にも一度書いたテーマですが、最新情報のアップデートと、自分で提示した分析枠組がどれだけ妥当かのセルフチェックを兼ねて。それにしても中国の兵器コピーはやり方がエグい。

軍事研究 2011年 08月号 [雑誌]

ジャパンミリタリーレビュー (2011-07-08)


★『国際安全保障』第39号第1巻
国際安全保障学会の年報でロシア安保特集をやるということでお声をかけていただきました。私はロシア軍改革を担当しましたが、そのほかにも軍事ドクトリン、対中政策核戦略と、ロシア安保を理解するための包括的な内容になっております。

http://www.naigai-group.co.jp/_2011/06/jais39-1.html

★2012年度国防予算案と「将軍たちの叛乱」?

★2012-2014年の国防予算見通し
今月7日、財務省は内閣に対して2012-2014年の連邦予算案を提出した
2012年度に関して言えば、財政赤字は当初の見積もりを下回る2.7%程度に抑えられたものの、教育、社会保障、イノヴェーション、連邦準備基金などの伸びは軒並み頭打ちであった。
こうした中、顕著な伸びを示したのが「国防」の項目である。各年度の支出は次の通り。

2012年:1兆8477億ルーブル
2013年:2兆3347億ルーブル
2014年:2兆7526億ルーブル

毎年5000億ルーブル(およそ1兆5000億円)ずつ国防費が伸びていく計算で、インフレ率を考慮しても実質的な伸びはかなり大きい。
今後の予算案の審議状況を注意深く見守りたい。


★若手軍高官が突然の辞任
『独立新聞』によると、最近、軍の要職にある若手将軍が相次いで辞任した。マカロフ参謀総長との不和が原因とされる。
辞任したのは、アンドレイ・トレチャク参謀本部作戦総局長(少将)、セルゲイ・スココフ陸軍副総司令官(少将)、オレグ・イワノフ参謀本部電子戦局長など。いずれも40代から50代初頭の若手将軍である。

『独立新聞』にある国防省関係者が語ったとされる内容がなかなか面白い。
この関係者によれば、参謀本部が軍改革に反発しているのはたしかだが、それはセルジュコフ国防省の政策に対してではなく、マカロフ参謀総長のやり方に対してであるという。
これがどこまで参謀本部内の「空気」に近いのかはわからないが、若手将軍の連続辞任が起こっていることは事実であり、依然として軍改革への風当たりは強いものと察せられる。

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最近の書き物
★『プーチンの国家戦略』(単著)

 2016/10/26発売。幅広い読者の皆様向けに、安全保障政策を中心とした筆者なりの「ロシア論」を初めて展開してみました。プーチン大統領を取り巻く情報機関人脈、イスラム過激派、宇宙といった新トピックも盛り込んでいます。

★『軍事大国ロシア』(単著)

「軍事大国ロシア」を、軍事力、戦略、対外関係、軍需産業、社会など様々な側面から描き、その実態を浮かび上がらせようという試みた一冊。専門書の体裁なのでやや硬め。

★ドミトリー・トレーニン著『ロシア新戦略』(共訳)

カーネギー財団モスクワ・センター所長である著者がソ連崩壊後のユーラシア世界を描き出した労作。管理人も翻訳に参加しています。

★「イラストでまなぶ!ロシア連邦軍」(共著)
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