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★装備調達関連の話題まとめ(2)

先日の「装備調達関連の話題まとめ(1)」に続き、まとめ(2)です。
紹介しきれなかった話題をまとめました。


★艦艇関連
ヴィソツキー海軍総司令官は7月29日、新型駆逐艦の建造が来年にも開始できるとの見通しを示した。
これまで新型駆逐艦の建造は2016年以降とされていたので、事実ならかなり予定が早まったことになるが、やや(というかかなり)信じがたい。原文でも "может быть"(ありうる)となっているので、ヴィソツキー司令官の希望的観測がかなり混じった発言であるような気がする。
ちなみに、そのほぼ1か月前の発言では、ヴィソツキー司令官自身、新型駆逐艦の建造は2016年からになると発言していた。また、同発言では、この新型駆逐艦の動力が「9割方、原子力になるだろう」と述べている点も興味深い。
統一造船会社のトロツェンコ総裁も同様の見通しを示していることから、どうも「原子力駆逐艦」がロシアではかなり真剣に検討されているようだ。

艦艇関係の話題としてはもうひとつ、黒海艦隊の増強がある。
ロシア海軍が黒海艦隊の増強を最優先で進めていることは旧ブログでも書いたが、予定通り、2020年までに6隻の636型通常動力潜水艦を配備する由。発言者はやはりヴィソツキー司令官。
また、潜水艦関連では、885型攻撃型原潜が2020年までに8隻配備されるとの見通しも初めて公式に明らかにされた。


★空挺軍関連
「空挺軍」の日に際して、いろいろと情報が出てきた。
第一に、シャマノフ空挺軍司令官は依然としてBMD-4M空挺歩兵戦闘車とスプルート-SD空挺対戦車自走砲(実質上は空挺戦車)をあきらめていない
両者は昨年4月、ポポフキン国防次官の装備調達改革の過程で調達打ち切りが決まっていたが、空挺軍サイドは調達継続を強く求めていた。
ただし、シャマノフはBMD-4Mの納入時期は現時点では決まっていないとも認めており、依然として国防省・参謀本部の同意は得られていないものと見られる。
また、同記事の最後の部分では、新型の5軸および7軸の装軌車両についても概念研究が活発に行われていると述べている。BMD-4シリーズのさらに次世代を狙ったものなのかどうか、そのあたりの詳細は明らかでない。

また、イグナトフ空挺軍参謀長によれば、2013年以降には新型自走砲の配備も予定されている
これも中止されたスプルート-SDを代替するものなのかどうか、注目されるところだ。

イグナトフの発言でもうひとつ注目されるのが、「アンドロメダ-D」自動指揮通信システムだ。
これは師団司令部から兵士個々人までを結ぶ戦場情報システムで、すでに第76空挺師団で配備が始まっているほか、今後は第7師団、第98師団、第31旅団でも配備を開始する由。
陸軍向けのESU-TZと被るような気がするのだが、両者は相互に連接可能なのだろうか。
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