★ロシアの戦略核戦力に関する話題二題

ご無沙汰しておりました。
公私ともに忙しくなってしまい、すっかり更新が滞っておりました。
復帰第一段ということで、ロシアの戦略核関係のニュースをお届けします。

★2つ目のRS-24 ICBM連隊が年末までに発足
ロシア戦略ロケット軍のカラカエフ司令官は、新型のRS-24「ヤルス」ICBMを装備する2個目の連隊が年末までには発足するとの見通しを述べた。
RS-24はRS-12M2「トーポリ」Mをベースに開発された多弾頭型ICBMで、今年の8月に最初の連隊がテイコヴォ基地で完全編成(3個大隊=ミサイル9基)に達したばかり。
2個目の連隊といってもいきなり完全編成になるとは考えにくく、おそらくはコアとなる1個大隊(ミサイル3基)が発足するということだろう。
ちなみにこれまでRS-24の調達は年間3基ずつと非常に低いペースに留まってきたが、年末までにもう1個大隊編成できるとなると過去最速の生産ペースとなる。前述の8月に発足した1個大隊分と、年末までに発足した1個大隊分を合わせて、少なくとも年産6基程度のペースには達しているようだ(4月にももう1個大隊発足しているので、その一部は今年中に生産された可能性も考えると、生産ペースはもっと高まっているかもしれない)。

★新型重ICBMの発射試験に失敗
プレセツク宇宙基地から発射された新型重ICBMが打ち上げに失敗し、発射地点から数km離れたところに墜落した。
ところがこのミサイルが実にミステリアスで、正体がよくわからない。
筆者が最初に接した報道はtwitter上のインターファックスの速報で、ここでは「マケーエフ設計局製の液体燃料型重ICBM」となっていたのだが、同じ後からURLをクリックしてみると単に「重ICBM」となっている。
一方、後から出てきたより詳しい報道によると、このミサイルはRS-24やRS-12M2を開発したモスクワ熱力学研究所MIT)が開発した固体燃料型ミサイルで、RS-24をさらに発展させた移動式ミサイルであるという。
おそらくは「アヴァンガルド」という名前のみが知られていたミサイルと同じミサイルと思われる。上のリンク先の記事によると、対ミサイル防衛突破用の新型個別弾頭を搭載するほか、エンジンまたは固体燃料の改善によって投射重量の増大や飛行性能の向上を達成していると見られるという。

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