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★拙著『ロシア軍は生まれ変われるか』発売

東洋書店のユーラシア・ブックレットから私の本が出ました。
『ロシア軍は生まれ変われるか』(ユーラシア・ブックレットNo.166)という本です。

2008年からセルジュコフ国防省の主導下で大規模な軍改革が始まったことは、このブログや軍事研究の記事、学会論文等で幾度も書いてきました。
しかしいずれも1万5000~2万字という制約があり、いろいろと書き足りない想いがあったのですが、今回のブックレットはざっと5万字ちょっとの計算になるため、ロシア軍改革の全体像を自分なりにまとめることができたと思っています。
先日ご紹介した乾先生の『力の信奉者ロシア』には較ぶべくもありませんが、現在のロシアの安全保障を理解する上での参考としてご一読いただければ幸いです。

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★黒海艦隊の装備更新に関するロシア=ウクライナ交渉が決裂 ほか

先日、セルジュコフ国防相がウクライナを訪問したものの、具体的な軍事協力協定には1件もサインすることができなかった。
軍事評論家のイリヤ・クラムニクは、国防省筋の情報として、次のような背景があったと有力紙「イズヴェスチヤ」に書いている。
現在、ウクライナのセヴァストーポリを母港としている黒海艦隊の艦艇は旧式化が著しく進んでいるが、その代替用に配備される新型艦・地上配備兵器・航空機に関する情報アクセス権を要求している。
だが、新型艦への更新の問題はロシアとウクライナ両国レベルでの条約に規定されているため、国防大臣級の会談では処理しきれなかったという。
ロシア海軍は現在、黒海艦隊の装備更新を重要課題として進めているが、こういう落とし穴もあったのだと興味深い記事だった。

また、黒海艦隊に配備予定の新型フリゲートとして11356M型(インド向けタルワー級フリゲートのロシア本国バージョン)があるが、すでに結ばれている3隻分の契約に続く第2バッジとして、9月には新たにもう3隻分の契約も結ばれた
一方、同じく11356系をベースとしながらも戦闘情報システム、レーダー、武器システム、ステルス性などを抜本的に改良した20350型(ゴルシコフ級)フリゲートについては、戦闘システム間のインテグレート難航などにより価格高騰と納期遅れが常態化している。
当初、2009年までに70億ルーブルで納入される筈だった1番艦の価格は今や180億ルーブルまで跳ね上がり、しかも海軍への引き渡しはまだ実現していない。
海軍は当初、20380型を2020年までに15隻調達するとしていたが、これを6隻まで削り、代わりにより安価な11356M型の調達を増やすことで対応するつもりのようだ。
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最近の書き物
★『イラストでまなぶ!軍事大国ロシア』(共著)

 2017/9/30発売。既刊「イラストでまなぶ!ロシア軍」の大幅増補改訂版。めまぐるしく変化するロシア軍の最新情報を各分野の有名ブロガーでまとめました。かわいいイラストもついてるよ(擬人化ペルソナ偵察衛星さんのかわいさは異常)。
★『大国の暴走』(共著)

 2017/7/25発売。米中露それぞれの視点から現在の世界情勢について話し合った鼎談企画です。ユーラシアの巨大国家である中露の論理、トランプの世界観など。
★『プーチンの国家戦略』(単著)

 2016/10/26発売。幅広い読者の皆様向けに、安全保障政策を中心とした筆者なりの「ロシア論」を初めて展開してみました。プーチン大統領を取り巻く情報機関人脈、イスラム過激派、宇宙といった新トピックも盛り込んでいます。

★『軍事大国ロシア』(単著)

「軍事大国ロシア」を、軍事力、戦略、対外関係、軍需産業、社会など様々な側面から描き、その実態を浮かび上がらせようという試みた一冊。専門書の体裁なのでやや硬め。

★ドミトリー・トレーニン著『ロシア新戦略』(共訳)

カーネギー財団モスクワ・センター所長である著者がソ連崩壊後のユーラシア世界を描き出した労作。管理人も翻訳に参加しています。
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