★『赤星通信』第39号 ショイグ国防相のベラルーシ訪問

旧ソ連・ロシアの軍事・安全保障情勢をお届けするメルマガ『赤星通信』の第39号が配信になりました。
今回はショイグ国防相のベラルーシ訪問に関する5つのトピックスを取り上げています。
本ブログではこのうち、ロシアがベラルーシに戦闘機部隊を配備するというニュースを公開致します。
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赤星通信第39号 ショイグ国防相のベラルーシ訪問
2013.4.29



目次
★ショイグ国防相のベラルーシ訪問
 (1) 全般事項
 (2) ベラルーシへの戦闘機配備
 (3) S-300防空システムの供与
 (4) ロシア製戦闘機20機の導入交渉
 (5) ザーパド2013演習
★編集後記



(2) ベラルーシへの戦闘機配備
SAVX8970-1.jpg
 興味深いのは、ベラルーシ領内にロシア空軍の戦闘機部隊基地を設置することを検討する方向で合意したとショイグ国防相が発言したことである。
 ショイグ国防相によると、2013年中にも戦闘機部隊の実戦配備を開始し、2015年には1個航空連隊(24機)規模とするという。
http://function.mil.ru/news_page/person/more.htm?id=11729810@egNews
 ロシアとベラルーシは「連合国家」という建前をとっているが、実際には形骸化しており、軍事的にも緊密な関係とは言いがたい。
 現在、ロシア軍がベラルーシ領内に置いている軍事力は弾道ミサイル警戒レーダーのみであり、地上部隊や空軍部隊は配備されてこなかった。
 しかし、上記の計画が実現すれば、ベラルーシにロシア最大の国外航空基地が出現することになる(このほかにはアルメニアとキルギスに航空基地があるが、いずれも配備機数は20機以下)。
 もうひとつ気になるのは、ショイグ国防相が「航空連隊」という言葉を使ったことだ。
 軍改革の課程でロシア空軍は従来の航空師団や航空連隊と行った編成を原則的に廃止し、「航空基地」という新たな編成に移行している。
 しかし、セルジュコフ国防相の下で進められたこの種の改革には不満も多く、軍がかつての編成を復活させようと画策している兆しも見える。
 「航空連隊」はショイグ国防相の口が滑っただけなのか、何らかの形でかつての編成を復活させることになるのか、合わせて注目されるところだ。



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