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★『赤星通信』第43号 モスクワでの欧州安保会議 MDの視点から

旧ソ連・ロシアの軍事・安全保障情報をお届けするメルマガ「赤星通信」の第43号を配信しました。
今回はモスクワで米国・NATOの代表者を招いて開催された欧州安全保障会議の中から、ミサイル防衛問題についてのロシア側高官の発言とその背景について考察してみました。
このブログでは前半部分を公開致します。
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目次
★モスクワでの欧州安保会議 MD問題の観点から
★編集後記



★モスクワでの欧州安保会議 MD問題の観点から
 本メルマガの前号でもお伝えした通り、モスクワで国防省主催の欧州安保に関する会議が開催された、ここではとりあえず、ミサイル防衛に関するロシア側の発言をまとめてみたい。
(http://ria.ru/trend/Security_Europe_Conference_23052013/)


イワノフ大統領府長官
・MD問題に関していかなる妥協も求めない。確固たる法的保障が必要
・現在のMDに対する西側のアプローチは一方的であり、認められない
・対等な安全保障を求めざるを得ず、現在の問題は西側に責任がある
・法的保障は第一に、ロシアの核戦力及びそのポテンシャルを損なわないものであること
・第二に、MDが欧州大西洋地域外からの脅威に対してのみ作用するものであること。これに関しては、MDシステムの能力に関して客観的な軍事・技術的基準が設けられるべきであること

ショイグ国防相
・一方的なMD配備が欧州安全保障を損なっている
・ロシアとNATOの間では互いを敵と見なさいことで合意が出来ている
・グローバル及び欧州規模の核戦争の可能性は低下している
・戦略的対等性を確保するための核抑止の重要性は依然存在している
・技術の進展により、精密誘導兵器、非戦略MD、無人航空機、ロボットか兵器が大きな役割を果たすようになってきている

アントノフ国防次官
・南方から欧州諸国にミサイルが発射されれば必ずロシア上空を通過することになる。ロシアはこれを座視するつもりはない
・従ってロシアはNATOとの統一的なMDシステムを提案する
・米国がMDに関する透明性を向上させることは歓迎するが、それはロシアの懸念を払拭することにはならない
・米国が一方的にMD配備を行えばロシアは対抗措置をとらざるを得ない。そのようなことが起こらないような合意を欲する
・法的保障に何を盛り込めばよいかは米側が承知している筈



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