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★「赤星通信第57号 アゼルバイジャンが韓国から潜水艦導入?

メルマガ「赤星通信」の第57号が配信になりました。
今回はアゼルバイジャンが韓国から潜水艦を含む武器の大量導入を計画している件と、モスクワで開催されたモスクワ航空宇宙ショーについてお伝えしています。
以下、アゼルバイジャンの韓国製武器購入についての記事をご紹介します。
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★アゼルバイジャンが韓国製兵器を導入?
 石油収入により軍事力拡張を進めるアゼルバイジャンだが、このほど、韓国から大規模な武器導入を計画していることが明らかになった。
 韓国紙『韓国日報』の報道をロシア国営紙『ロシア新聞』が伝えたところによると、アゼルバイジャンが購入している武器は以下の通りであるという。
(http://www.rg.ru/2013/08/26/orujie-site.html)

・ チャン・ボゴ級通常動力型潜水艦2隻
・ 駆逐艦
・ 輸送艦
・ T-50超音速練習機
・ K-9 155mm自走榴弾砲
・ ヘリコプター
・ 無人機
・ 火器管制システム(K-9用?)
・ その他

 アゼルバイジャンは近年、ロシアからT-90A戦車やS-300PMU2防空システムといった最新装備を導入しているが、韓国からも武器購入を考えているようだ。
 特に注目されるのはチャン・ボゴ級潜水艦で、実現すればカスピ海で初めての潜水艦配備となる。
 カスピ海で潜水艦など運用できるのか疑問に思われる向きもあるかと思うが、カスピ海はカスピ海は平均水深187m、最大1025mであるから、平均水深44m、最大152mの黄海で運用可能な小型のチャン・ボゴ級(ベースはバルト海での運用を前提とするドイツの209型)ならば充分使えるという判断と思われる。
 このほかにも駆逐艦や輸送艦など、海上兵力を充実させる意図が目立つ。
 アゼルバイジャンはブッシュ政権時代、米国のCaspian Guard構想(カスピ海友好国の海軍力充実によって米国の石油利権を守らせることを狙ったもの)によって沿岸警備艇、海上監視レーダーの供与を受けたほか、海軍特殊部隊への訓練供与などを受けていた。
 その後、Caspian Guard構想の頓挫で海軍力強化は頓挫していたが、カザフスタンによるミサイル駆逐艦の建造(これも韓仏連合企業STXが建造)やイラン海軍とロシア海軍カスピ小艦隊との連携の動きなどを受けて、韓国製武器による近代化に乗り出したものと思われる。
 これまでカスピ海ではロシア海軍カスピ小艦隊が圧倒的優勢であり、ロシアの「お得意様」であるアゼルバイジャンに対しても海上兵器の供給は行ってこなかった。
 この計画が実現すれば、ロシアの海上戦力面での優位が揺らぐ可能性があることから、パワーバランスが大きく変化する可能性もある。
 一方、韓国側としてもこうした動きがロシアの不興を買う可能性や、ナゴルノ=カラバフを巡ってアルメニアとの紛争を抱えるアゼルバイジャンに武器を供与することの危険性は認識しており、まだ正式な交渉開始には至っていないようだ。
 一方、ロシア側も最新鋭の「バール」地対艦ミサイルやゲパルト級コルヴェットの導入によってカスピ小艦隊の近代化・増強を進めているが、もしアゼルバイジャンが潜水艦を導入すれば、ロシア海軍としても何らかの対応を打ち出してくる可能性も考えられよう。


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