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★統一航空機製造会社(OAK)のフョードロフ総裁更迭

1月31日、メドヴェージェフ大統領は、国営企業である「統一航空機製造会社(OAK)」のアレクセイ・フョードロフ社長を更迭すると発表した。
航空産業におけるおけるイノヴェーションの進展が充分でないというのがその理由である。
また、ヨルダンへの航空機納入契約の遅れが直接の原因であるとする『コメルサント』の解説も見られる。

OAKはロシア政府の方針で2006年に設立された航空産業連合体(詳しくは『軍事研究』誌2010年 8月号の拙稿を参照)。
フョードロフはRSK-MiGn出身で、航空産業内に公式・非公式の太いパイプを持つとされる(たとえば彼はイルクートの最大株主である)。
OAKでは設立当初から社長の座にあったが、今回ついに失脚することになった。
後任には、傘下のスホーイ・カンパニーで社長を務めるミハイル・ポゴシャン(OAK副社長を兼任)が就任する見込み。

この解任劇の背景には、プーチン政権に設立された巨大国営企業(国家コーポレーション)の非効率性に対するメドヴェージェフの強い不満があるようだ。
OAKに関して言えば、いくつかの部門で納期遅れが常態化している。
上記の『コメルサント』の記事で指摘されているヨルダン向けIl-76の納入や中国向けIl-76/78の納入遅れ(結局は契約破棄)、ロシア空軍向けSu-34戦闘爆撃機の納期遅れなどがその主な例として挙げられよう。
また、リージョナルジェット機SSJ-100や新型中型旅客機Tu-204MSなどの新世代機計画でもトラブルが続いている。

一方。、新たにOAK社長に任命されるミハイル・ポゴシャンはスホーイ設計局の出身。
いかにもおとなしそうな人だが実務家としての評価は高く、今後、OAKをどのように兼任していくのかが注目される。
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