「ロシア新戦略 ユーラシアの大変動を読み解く」

作品者からドミトリー・トレーニン著「ロシア大戦略 ユーラシアの大変動を読み解く」という本が出ます。
元ウズベク大使の河東先生、防衛研究所の湯浅先生、そして私が翻訳しています。
原題は "Post Imperium"というタイトルで、ワシントンのカーネギー財団から最近出版されたばかり。
ソ連崩壊後のユーラシア空間を、政治・経済・安全保障・エネルギー・民族・宗教など多様な観点から描き出した労作です。
本作には行き詰るようなストーリーや新奇な陰謀論は出てこないのですが、上記の多様な観点から重層的に現代のユーラシアの構造が把握できるようになっており、ロシアや旧ソ連に関心のある型に是非おすすめします。

著者のドミトリー・トレーニンはもともとソ連軍きっての英語通として知られ、米ソ核軍縮交渉代表団にも参加した人物。
それだけに安全保障についての分析は際立っていますが、それ以外の分野についても該博な知識を駆使して描かれており、ユーラシアについてのひとつの視座のようなものを手に入れられる本だと思います。
是非手にとってみてください。



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カーネギー財団モスクワ・センター所長である著者がソ連崩壊後のユーラシア世界を描き出した労作。管理人も翻訳に参加しています。
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