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★『赤星通信』第3号配信

先週からモスクワに来ております。
ロシア空軍100周年記念式典に参加したり、交流のある専門家と会ったりと、なかなか充実しています。
なにより涼しいのがありがたいですね。

そんななか、メールマガジン「赤星通信」の第3号を配信させていただきました。時差の関係を勘違いしていたりして配信がかなり遅れてしまい、ご迷惑をおかけしましたが、次号からは予定通りに出せるように致しますので、ひとつご勘弁のほどを。
以下、今回の配信内容の抜粋です。

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★赤星通信 第3号 ロシア空軍100周年/スホルコフ第一国防次官のブリーフィング概要
2012.8.13



 今回の「赤星通信」はモスクワからお送りします。
 東京では酷暑に喘いでいたんですが、こちらでは暑さはそう気にならないレベルで、夜など少し寒いくらいです。私がモスクワに住んでいた2010年は記録的な猛暑で連日、35~40度という殺人的な気温だったもので、本来のモスクワの夏がこんなに気持ちのいい季節だとは知りませんでした。
 今回は、8月12日のロシア空軍100周年記念式典に参加してきましたので、空軍関係の話題その他でお送りします。



目次
★ロシア空軍100周年
★スホルコフ第一国防次官のブリーフィング概要
★編集後記



★スホルコフ第一国防次官のブリーフィング概要
 8月8日、ロシア国防相のスホルコフ第一国防次官はメディア向けに記者会見を行なった。スホルコフ次官は前任のポポフキン次官(現・連邦宇宙庁長官)から引き続いて装備計画を担当しており、今回の記者会見も話題は装備計画に集中した。以下、ノーヴォスチ通信に五月雨式に発表された内容をトピックごとに簡単にまとめてみた。

・2020年までの国家武器計画(GPV-2020)への出資方式を変更
 本メルマガでもお伝えしたように、ロシア政府内では現在、20兆ルーブルにも及ぶGPV-2020を巡って、財務省と国防省の激しい争いが繰り広げられている(と思われる)。こうしたなかで、スホルコフ次官の発言によると、「装備計画の予算は一切削られない。ただ、その出資方式は変わる」ということになったらしい(ria.ru/defense_safety/20120808/719163745.html)。
 新しい出資方式がいかなるものかは明言されておらず、「2011年に策定された軍需産業への出資方式に基づいて、政府が銀行に対して資金を出すよう保障する」とだけ書かれている。
昨年から適用されるようになった制度といえば、軍需産業に対する前払い制度(以前は第3四半期になってようやく政府が軍需産業に代金を支払っていたが、これを前倒しして払い、軍需産業の資金繰りを容易にするもの)があるが、これと何か関係があるのだろうか。しかし、装備の代金を前払いにしたからといって財務省が納得する理由は特に考えられず、依然としてこの話の行方には注目する必要があろう。

・SSBNドルゴルキーとネフスキーは「最終的には」太平洋艦隊に配備
 前回のメルマガで、ロシア海軍が原潜や大型水上艦用の新埠頭設備を整備するとの情報をお伝えした。
これに関連して、新型の955型(ボレイ級)SSBNの1番艦ユーリィ・ドルゴルキーと2番艦アレクサンドル・ネフスキーは、まず比較的設備の整った北方艦隊に配備された後、太平洋艦隊の受け入れ設備が整うのを待ってそちらへ移籍するという(ria.ru/defense_safety/20120808/719157732.html)。
その頃までには3番艦以降が就役するので、北方艦隊にはこちらが配備されるのかもしれない。あるいは3番艦まではすべて太平洋艦隊配備とし、SLBM搭載数を20発に増加させた4番艦以降を北方艦隊配備とすることも考えられる(なるべく同型艦はまとめて配備したほうが運用上の都合がいいだろうし、3隻あれば少なくとも1隻は常時パトロールに出せる)。
 また、北方艦隊に配備されている667BDRM型(デルタ4)のノヴォモスコフスクが近代化改装を8月に近代化改装を終え、2022年まで現役に留まれる見込みとなった(ria.ru/defense_safety/20120813/722488743.html)。北方艦隊の667BDRMは太平洋艦隊の667BDR(デルタ3)より総じて艦齢が若い上、ノヴォモスコフスクの近代化終了を以って全艦が近代化改装を受けている。さらに近代化・寿命延長改修を受ければ、新しい艦ならば2030年くらいまでは現役に留まれるのではないだろうか...


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