スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

★インドネシア、露製戦闘機180機購入へ

9月30日、インドネシアのパルノモ・ユスジャントロ国防相が述べたところによると、インドネシアは今後15年間で180機のスホーイ戦闘機を購入する計画である。
同国防相の発言は、大要以下の通り。

★180機のスホーイ製戦闘機を導入し、10個飛行隊を編成する
★各飛行隊は18機を装備
★導入完了時期は2024年
★ロシア側からもインドネシアの需要を満たすだけの生産力はある旨の回答を得ているほか、インドネシアの経済力からしても購入は可能

ロシアは2003年に各2機のSu-27SKMとSu-30MKM、2008-09年に3機のSu-30MKMを納入しており、さらに今年9月16日には3機のSu-27SKMを納入した。これで、インドネシア空軍は合計10機のフランカー・シリーズを保有していることになる。
また、2003年に納入された4機の近代化改修計画が進められているほか、10月中にこれらの搭載ウェポンに関する契約もまとまる予定だという。

しかし、「これだけでは不足」という声は納入完了直後から聴こえていた。
たとえばスファアト・インドネシア空軍司令官は、最後の3機が納入された後の記者会見において、「現状の10機では不十分であり、1個飛行隊の定数である16機まで増やす」と発言している。つまりもう6機買い足す必要があるということだ。
同司令官によれば、この計画はユドヨノ大統領も承知しているとのことで、事実だとすれば6機の追加発注は確実のようだ。

しかし、その2週間後に行われたユスジャントロ国防相の上記発言はケタ外れである。
第一に、これまでインドネシア空軍の戦闘機戦力と言えば、前述のSu-27SKM/Su-30MKMと「旧式のアメリカ製F-16A/B併せて20機程度でしかなかった。
第二に、インドネシアの国防費は毎年50億ドル程度でしかないが、ジェーンズの推定によれば、180機のフランカーを導入するには約80億ドルを要する。もしも導入する機体を最新型のSu-35S等とするのであれば、費用はさらにかさむ。
さらに、インドネシアが何故、この時期に突如として大量の戦闘機整備を始めるのか、周辺諸国とのパワーバランスにいかなる影響を与えるのかなど、興味は尽きない。
今後の動向に注目していきたい。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

広告
最近の書き物
★『プーチンの国家戦略』(単著)

 2016/10/26発売。幅広い読者の皆様向けに、安全保障政策を中心とした筆者なりの「ロシア論」を初めて展開してみました。プーチン大統領を取り巻く情報機関人脈、イスラム過激派、宇宙といった新トピックも盛り込んでいます。

★『軍事大国ロシア』(単著)

「軍事大国ロシア」を、軍事力、戦略、対外関係、軍需産業、社会など様々な側面から描き、その実態を浮かび上がらせようという試みた一冊。専門書の体裁なのでやや硬め。

★ドミトリー・トレーニン著『ロシア新戦略』(共訳)

カーネギー財団モスクワ・センター所長である著者がソ連崩壊後のユーラシア世界を描き出した労作。管理人も翻訳に参加しています。

★「イラストでまなぶ!ロシア連邦軍」(共著)
検索フォーム
リンク
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。