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★『赤星通信』第27号 ロシアの「国防計画」ほか

旧ソ連・ロシアの軍事・安全保障情報をお届けするメルマガ「赤星通信」の第27号が配信になりました。
今回は、ロシアの新たな「国防計画」、ライフサイクル概念を導入した新装備調達方式、そして新装備更新計画(のうわさ)についてご紹介しています。
本ブログでは、「国防計画」についての記事を掲載いたします。
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★「国防計画」をプーチン大統領に提出
 1月末、ショイグ国防相は、プーチン大統領に「国防計画(PO: Plan oborony)」を提出し、承認を求めた。
 「国防計画」については『軍事研究』誌の今年1月号で取り上げたが、要するに平時の国防政策から有事の戦時動員に至るまでの総合的な計画のことである。
 ロシアの軍事政策は、「国家安全保障戦略」を最上位の戦略文書とし、その下位文書として「軍事ドクトリン」が定められているが、今回の「国防計画」は「軍事ドクトリン」のさらに詳細な実施要領を定めたものと理解できよう。
 2012年末に提出された「国防法」の改正法案によれば、「国防計画」には以下のような個別文書が含まれる。

・ロシア連邦軍及びその他の軍事部隊の建設と発展に関する概念及び計画
・ロシア連邦軍の使用に関する計画
・ロシア連邦軍の動員計画
・ロシア連邦に対する侵略の脅威が発生した際における各種施策の実施計画(動員宣言まで)
・ロシア連邦における戦時への移行計画
・ロシア連邦の領土における国防のための対策機関に関する計画
・ロシア連邦における経済動員の主要指標

 ショイグ国防相によれば、「国防計画」は今後10年間に予想される脅威を想定したものであり、49の省庁の国防に関する計画を定めているという。
 また、国防法改正法案の中には含まれていないが、ショイグ国防相の発言によると、「国防計画」は軍備計画も範疇に含んでいる(http://www.ria.ru/defense_safety/20130129/920257196.html)。
 現在のところ、「国防計画」の中身についてはこれ以上の詳細が明らかになっていないが、プーチン大統領がこれを承認すれば、何らかの形で要約版が公開されることも期待できよう
(国防政策などに関連する機微な文書は「基本規定(основное положение)」という形で要約のみが公開されることがある)。



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